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実績紹介 熊本県知事 新規一般建設業許可 土木、とび・土工、ほ装工事業 株式会社

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 本事案の概要

ご依頼は次のような内容でした。

業種 土木工事業、とび・土工・コンクリート工事業、ほ装工事業
地域 熊本県宇土市
許可区分 熊本県知事一般建設業
申請区分 新規許可
事業主体 法人

 

本事案の特徴

本事案のお客様は、18年前から個人事業主として土木工事業を経営されていました。今回、建設業許可を取ろうと思われたのは、以前勤務されていた会社が廃業し、その関係者の方々から、建設業許可を取ってくれたら一緒に支えていくよと言われたからとのことでした。最初にお電話いただいたときには、所得税の確定申告書の控えを保存していないとのことでしたので、建設業許可の要件から考えて難しい事案でした。でも、せっかくのお問い合わせでしたので、「詳しくお話をうかがえれば何か良い方法があるかもしれません。ご相談は無料ですから一度お見えになりませんか?」とお伝えし、当事務所で話をうかがってみると一筋の光がさしてきました。

建設業許可を受ける場合は、満たさなければならない5つの要件があります。

①建設業を経営してきた年数
②取りたい業種に精通した技術者がいること
③財産的基礎があること
④業務に関して誠実性があること
⑤欠格要件に該当しないこと

中でも重要なのが①と②になります。

①経営年数

お客様は個人事業主として、18年以上建設工事に携わってこられたので、経験としては申し分ありません。ただ、所得税の確定申告書などそれを証明するものが一切なく、お客様が経営業務の管理責任者となるのは難しい状況でした。しかし、お客様の過去の経歴を詳しくうかがっているうちに、現在は廃業した以前の勤務先が建設業許可を持っている会社であり、当時の社長、会長ともまだ交流があるとのことでした。それなら、法人を設立し、その社長または会長を役員に迎え、経営業務の管理責任者に就任してもらえれば問題ないですよとアドバイスし、その会社の建設業更新許可申請書の副本、変更届出(事業年度終了)の副本を入手してくださいとお伝えしました。しかし、もう書類はすべて廃棄したとの回答が来ました。その会社に書類が残っていなくても、熊本県土木部監理課には建設業許可関連の申請書の正本が5年分くらい保存されているので、それを活用できないかと考え監理課に相談したところ、書類がまだ保存されていることがわかりました。今回は、社長の個人的な事由から会長を経営業務の管理責任者にすることとし、監理課の資料を実績の証明資料にさせていただくことにしました。具体的な証明資料は次のとおりです。

●建設業許可を持っていた以前の勤務先法人の履歴事項全部証明書
●上記法人の閉鎖事項全部証明書(履歴事項全部証明書では5年以上の役員経験が確認できなかったため)
●上記法人の閉鎖登記簿の謄本(〃)
●上記法人の建設業更新許可申請の正本、変更届出(事業年度終了)の正本(ともに監理課保管のもの)
●経営業務の管理責任者(上記会長さん)の出勤簿の写し

②精通した技術者

お客様ご自身は、二級土木施工管理技士と二級建設機械施工技士の資格を持っておられました。また、役員に迎える方の中にも二級土木施工管理技士を持っておられる方がいらっしゃいました。このお二人のうちどちらかが専任技術者になれば、土木工事業、とび・土工・コンクリート工事業、ほ装工事業の建設業許可は取れます。しかし、専任技術者は原則営業所にいなければなりませんので、一番の働き手であるお客様と役員の方が営業所に待機するのは非常にもったいないです。このとき、経営業務の管理責任者に就任予定の上記の会長さんが一級土木施工管理技士の資格を持っておられることがわかりました。私はその方を専任技術者にすれば大事な働き手を営業所に待機させるようなことをせずにすみますよとアドバイスし、会長さんに経営業務の管理責任者と専任技術者を兼務していただくことにしました。経営業務の管理責任者と専任技術者の兼務は可能です。具体的な証明資料は次のとおりです。

●専任技術者(上記会長さん)の一級土木施工管理技士の証明書の写しと原本(資格を確認するため)
●専任技術者の出勤簿の写し(常勤性を確認するため)

③財産的基礎

建設業許可を受ける場合は、500万円の資金調達能力が求められます。本件のお客様には資本金500万円の株式会社を新たに設立していただきました。

④業務に関する誠実性

全く問題ありませんでした。

⑤欠格要件

全く問題ありませんでした。

 

申請の結果

申請から10日で許可がおりました。

本事案のように、一見建設業許可を取るのは無理かなと思われる事案も、お客様の過去の経歴などを詳しくうかがうことで良い解決策が見つかり、結果として建設業許可が取れたというケースもあります。ですから、簡単にあきらめずに、まずはお近くの行政書士にご相談してみてください。お客様第一主義の建設業許可申請熊本PROは年中無休、朝7時から夜10時まで対応しております。どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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