実績紹介 熊本県知事 変更届出(経営業務管理責任者、専任技術者)、業種追加+更新 建築工事業 有限会社
本事案の概要
ご依頼は次のような内容でした。
業種 | 建築工事業 |
---|---|
地域 | 熊本市中央区 |
許可区分 | 熊本県知事一般建設業 |
申請区分 | 経営業務管理責任者の変更、専任技術者の変更、業種追加+更新 |
事業主体 | 法人 |
本事案の特徴
本件のお客様は私の家族と長年の付き合いのある水道工事業者さんからの紹介でした。
その業者様建築工事業の建設業許可をお持ちで、取締役会長が経営業務管理責任者、社長が専任技術者という構成でした。しかし、会長が高齢のため判断能力のことを考え、今のうちに役員を辞任し、経営業務管理責任者を現社長に変更したほうがよいだろうということでのご依頼でした。また、最近取締役に就任した社長の息子さんが二級建築士の資格をお持ちだったので、この際専任技術者を息子さんにし、建築工事業の他に大工工事業、屋根工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、内装工事業の4つの業種を追加することになりました。
経営業務の管理責任者の変更には次の書類を準備しました。
●会社の履歴事項全部証明書
●直近7年分の変更届出書(事業年度終了)の副本、更新許可の副本(以上、過去の経営経験を確認するため)
●社長の出勤簿の写し(常勤性を確認するため)
専任技術者の変更には次の書類を準備しました。
●専任技術者の二級建築士の免許証の写しと原本(資格を確認するため)
●専任技術者の出勤簿の写し(常勤性を確認するため)
なお、このケースでは専任技術者を社長の息子さんに変更したため、これまで専任技術者だった社長を専任技術者から削除することとしました。社長は二級建築施工管理技士の資格をお持ちだったので、併せて次の書類も準備しました。
●国家資格者等・監理技術者一覧表
●社長の二級建築施工管理技士の証明書の写しと原本
そして、専任技術者の変更に伴い、これまで持っていた建築工事業に加えて、大工工事業、屋根工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、内装仕上工事業を追加することになったため、業種追加申請について次の書類を準備しました。なお、建築工事業の許可有効期間と今回追加する業種の許可有効期間を併せるため、建築工事業については許可を更新することとしました。いわゆる「業種追加+更新」の許可申請です。
●建設業許可申請書
●役員の一覧表
●営業所一覧表(新規許可等)
●営業所一覧表(更新)
●工事経歴書(大工工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、内装仕上工事)建築工事は変更届出(事業年度終了)があるため省略が可能です
●直前3年の各事業年度における工事施工金額
●使用人数
●使用人の一覧表
●誓約書
●経営業務の管理責任者証明書
●専任技術者証明書(新規)
●専任技術者証明書(更新)
●専任技術者の資格証明書(二級建築士免許証の写し)
●国家資格者等・監理技術者一覧表(国家資格者を新たに雇用したため)
●法人の役員の略歴書
●営業の沿革
●履歴事項全部証明書
●役員の登記されていない事の証明書
●役員の身分証明書
申請の結果
申請から約2週間で許可が下りました。
上記のように、経営業務の管理責任者、専任技術者の変更とともに、業種追加や更新の許可申請を行うことは可能です。ただし、4つの手続きを同時に進めなければならないので必要な書類は何なのか整理する必要があります。書類作成が混乱しないように、我々行政書士にぜひお任せください。